看護師が転職をするうえで、志望動機は非常に重要です。
採用側は志望動機を確認して、あなたの志望度や入社後のミスマッチを防ぐための材料として活用します。
志望動機がしっかり考えられていると、採用側に好印象を与え、転職活動を有利にできること間違いなし!
志望動機を考えていく中で、「思うように書けない!」と感じる人も多いのではないでしょうか?
今回は志望動機の考え方と例文をもとに、転職を成功させる志望動機を徹底解説します。
「これから転職を考えている」「現在転職活動中」の看護師さんは必見の内容です。
ぜひ看護師さんは参考にしてみてください。
【看護師向け】転職を成功させる志望動機5つの考え方
志望動機は採用担当が最も重要視している項目と言っても過言ではありません。
志望動機であなたの熱意や人柄が読み取れます。
転職活動をする中で、「思ったようにうまくいかないな」という方は下記の5つを意識すると転職活動が有利に進められます。
- ポジティブな転職理由を考える
- なぜその志望先で働きたいかを伝える
- 熱意をアピールする
- 困難を乗り越えたエピソードを盛り込もう
- しっかりと自分の口で伝えられるようにしよう
次に、転職を成功させる志望動機5つの考え方について詳しく紹介します。
①ポジティブな転職理由を考える
転職理由は人によってさまざまなはずです。
ネガティブな理由で転職活動をする方もいるのではないでしょうか。
しかし、採用担当はネガティブな転職理由を聞きたくありません。
なるべくポジティブな理由に変換して伝えるようにしましょう。
志望動機で嘘をつくことは絶対にNGです。
嘘のない範囲で、うまくポジティブな志望動機にすることが大切です。
②なぜその志望先で働きたいかを伝える
志望動機は自分の話ばかりしていても、採用側は魅力に感じません。
志望先の理念や考え方などの情報を伝えることで好印象につながります。
「なぜその志望先で働きたいか」を伝えることは、志望先のことをしっかりと調べて勉強しているといったアピールにも。
さまざまな場所から志望先の情報収集をすると良いでしょう。
③熱意をアピールする
志望動機では、あなたの熱意をアピールする場でもあります。
志望先で「長く働きたい」「貢献していきたい」といった熱意を伝えることが重要です。
採用側も熱意がある求職者に対して、採用度は非常に高まります。
「勉強したい」「学びたい」といった受け身な志望動機ではなく、やる気・熱意をアピールして転職活動を有利に進めていきましょう。
④困難を乗り越えたエピソードを盛り込もう
看護師はほかの仕事に比べて、精神的にも肉体的にも大変な業務です。
困難を乗り越えたエピソードを盛り込むことで、あなたの心身の強さをアピールできます。
困難なエピソードを伝えるだけでなく、乗り越えるための工夫や過程を伝えることで、好印象につながります。
あなたが看護師として活躍できるかどうかの判断基準の1つになるでしょう。
ほかの求職者と差別化を図るためにも、困難を乗り越えたエピソードは重要な項目といえます。
⑤しっかりと自分の言葉で伝えられるようにしよう
志望動機は履歴書だけでなく、面接等でも聞かれます。
直接自分の言葉で伝えられないと、どんなに良い志望動機でも信ぴょう性に欠けます。
結果的に採用側は「本心で話していないな」とマイナスな判断をしてしまう可能性も。
うまく伝えようとするあまり、丸暗記して挑む方も多いですが、かえって逆効果です。
要点を自分の言葉で話すことで相手に伝わりやすくなります。
緊張せずに、あなたの考えをしっかりと伝えるようにしましょう!
やってはいけない!志望動機を考える際のNGポイント2つ紹介
志望動機を考える際に絶対に避けるべきNGポイントが2つあります。
NGポイントを志望動機に盛り込んでしまうと、採用側にマイナスな印象を与えてしまいます。
NGポイントとして以下の2つがあげられます。
- ネガティブな転職理由を伝える
- テンプレートを乱用する
- 給与面・待遇面を志望動機として伝える
あなたの志望動機はNGポイントが盛り込まれていませんか?
次に詳しく説明していくので、チェックしてください!
①ネガティブな転職理由を伝える
「職場環境」「人間関係」「待遇面」など前職で嫌なことがあり、転職をする人も多いでしょう。
しかし、転職理由としてネガティブな理由を伝えるのはNGです。
理由としては、あなたに非がない場合でも、採用担当は「ネガティブな人だ」とあなたにマイナスのイメージをもってしまいます。
少しでも好印象を与えるためにも、ネガティブな転職理由は避けましょう。
②テンプレートを乱用する
今では何でも調べられるため、志望動機のテンプレートを載せているサイトや書籍がたくさんあります。
志望動機のテンプレートを参考にする機会は増えるはずです。
調べた志望動機をそのまま使用すると、あなたらしさが無くなり、印象が悪くなることも。
入社に対する意欲をアピールするためにも、自分で考えて伝えることが大切です。
調べたテンプレートは参考程度に抑えておきましょう。
③給与面・待遇面を志望動機として伝える
給与面や待遇面は働くうえで非常に重要です。
しかし、給与面・待遇面だけを志望動機で伝えてしまうと、「大事なのはお金だけか・・・」と錯覚される可能性もあります。
採用担当に誤解をされ、転職活動を不利になるケースも多いです。
働きたいという意思を伝えるためにも、志望動機は給与面・待遇面以外を伝えるようにしましょう。
【例文あり】施設別に看護師の志望動機を紹介
看護師は様々な働き方があり、志望動機も施設によって異なります。
施設に合わせた志望動機の例文を紹介します。
あなたが働きたい施設の志望動機を参考にしてみましょう。
一般病院の志望動機
「前職は診療所に勤めており、限定的な医療業務が主な内容でした。看護師として様々な症状の患者様を治療することで、幅広い知識とスキルを身に着けられると考えています。貴院では多岐にわたる患者様を診ることができ、自身のスキルアップにつながると考えました。厳しい業務を覚悟のうえで、看護師として成長していきたいと思い、志望しました。」
上記のように志望先の病院の特徴を伝えつつ、なぜ働きたいのかを挙げて、熱意のアピールが重要です。
大学病院の志望動機
「私は〇年間の看護師として、○○医療の知識を蓄えてきました。高度で専門的な医療に携わり、スキルアップできる貴院を志望しました。最先端の医療を行っていて、貴院での業務を通じて、医療に対する知識やスキルをさらに高め、同時に貢献していきたいです。」
経験をもとに医療分野に特化した現場に転職をしたい場合、自分の経験スキルを織り交ぜて志望動機を考えましょう。
スキルをアピールして、即戦力になることを伝え、好印象を与えると良いです。
クリニックの志望動機
「〇年間の看護経験の中で、人とのつながりからやりがいを感じるようになりました。貴院を志望したのは、地域医療への関心が強くなったためです。地域に特化した医療に貢献していきたいと考え、志望しました。」
地域の特色や医院を下調べした内容を伝え、熱意のアピールをしましょう。
その医院でしかできないことを伝えると、採用側の印象もあがるでしょう。
介護施設の志望動機
「祖母の介護を経験し、介護施設での業務に興味を持ちました。より専門的な業務に取り組みたいと考え、転職を決意しました。貴社では、教育制度が充実していて、いち早く活躍できるよう、努力していきます。」
介護に興味を持った経緯を前向きに伝えることで、働くうえでの向上心アピールにつながります。
具体的にどうなりたいかを交えるとさらに高評価につながるでしょう。
【例文あり】転職理由別に看護師の志望動機を紹介
転職理由別に志望動機を紹介していきます。
どうやって志望動機を伝えればいいのかわからないと考えている人は必見です。
「スキルアップ」「ブランク」「前職に対する不満」転職理由は人さまざま。
それぞれ志望動機の例文を紹介します。
必ずあなたにあった志望動機が見つかるはずです。
転職希望の看護師の方は参考にしてみてください。
スキルアップ・キャリアアップが目的の志望動機
「看護師として〇年勤務する中でさらなるスキルアップを目指したいと考え転職を決意しました。その中でも貴院は、勉強会やセミナーの頻度が高く魅力に感じました。看護師としてスキルアップを目標として、貴院に貢献したいと考えています。」
主体的に行動する意欲を見せることで、向上心のアピールにつながります。
職場での貢献度も期待できるため、採用側から高い評価を得られるでしょう。
ブランクがある人の志望動機
「以前看護師として、〇年間勤務していました。出産・育児のため、やむを得ず休職しましたが、現在は看護について自分で学んでいます。育児の経験を活かしながら、看護師として活躍していきたいと考えています。」
ブランクをマイナスイメージで伝えるのではなく、育児という経験を看護に活かせると伝えるのは非常に説得力があり、好印象です。
出産・育児は「すぐ辞めてしまうのでは・・・」と疑問を感じる方もいるので、現在は落ち着いて働けることをしっかりと伝えるようにしましょう。
前職に不満がある場合の志望動機
「貴院を志望した理由として、平等に評価してもらえる環境が整っていると感じたためです。最高峰の現場で、高いモチベーションを持って働くことで、社会に貢献したいと考えています。」
前職に対する不満をそのまま伝えるのは悪い印象を与えかねません。
ストレートに不満を伝えるのではなく、本音をポジティブな言い方に変えて伝えるのが重要です。
採用側から志望動機の深堀があることも予想されます。
その場合は、前職を否定する発言は控えるようにしましょう。
面接で失敗しないためにも、事前準備をしておくと良いです。
看護師が転職するうえで志望動機は重要!
今回は看護師が転職を成功させるために大切な考え方と例文をお伝えしました。
どんな理由であれ、転職する際は志望動機を必ず問われます。
転職を有利に進めるにあたって、志望動機は必ず準備しておくことが大切です。
転職理由はネガティブなことも多いはず。
ネガティブな内容をどうポジティブに変換して発信できるかが転職活動を有利に進めるカギとなるでしょう。
熱意をもってアピールすれば、採用側にもしっかりと思いは届くはずです。
あなたのこれまでの経験を思う存分伝えていきましょう!