別名、「白衣の天使」といわれる看護師は女性に人気・憧れる職種の1つですよね!
実際には心身に負担が多い仕事だといわれています。近年世界中で新型コロナウイルス感染症が大流行し、医療現場では医療従事者の人手不足が深刻化されています。
単純に憧れだけでは、続けていくことは難しい仕事といえるでしょう!
今回は、「人の役に立ちたい」「看護師になりたい」という方々に向けて、看護師になるための方法について徹底解説していきます!
ぜひ最後まで、ご愛読をよろしくおねがいします。
看護師の仕事とは?
みなさんは看護師がどういう仕事かご存知でしょうか??
看護師とは「人を看ること」であり、傷病者や妊産婦などの療養上の世話や、診療の補助を行う職種になります。
看護師の目線から観察、判断を行い、現状の患者さんの生活を支え、元の生活に戻れるよう努めるのも看護師としての仕事の一つとなるでしょう。
看護師の種類
看護師といっても1つの種類だけではありません。色んな種類の看護師があるのはご存知でしょうか。
皆さんが考える看護師には、正看護師と准看護師の2つが存在します。これはただ単に名前が違うだけではありません。
資格の取得方法や、業務内容、今後のスキルアップについても異なっている部分となります!
では正看護師と准看護師の違いについて、解説していきましょう。
正看護師・准看護師の違い
はじめに正看護師は「厚生労働省の免許」という国家資格の取得が必須条件となり、准看護師は、「都道府県知事の免許」という資格の取得が必須条件となります。
これに付随して、正看護師は高校卒業、准看護師は中学校卒業が条件です。また、仕事面に関しての違いは、正看護師は自らの判断で看護を行うことができます。
准看護師については、自らの判断で看護業務をすることができません。
しかし、医師や歯科医師、または看護師の指示のもとで看護業務を行うことができます。
キャリアアップの違い
最後に正看護師・准看護師の資格取得・業務経験後、キャリアアップについても違いがあります。
正看護師は保健師や助産師、専門看護師などへキャリアアップをすることが可能になるでしょう!
准看護師については、正看護師へキャリアアップをすることができます。
その後については、正看護師と同様の流れです。
正看護師の資格取得までの流れ
正看護師の資格を取得までに大きく分けて3つの流れがあります。
まず1つ目は大学および短期大学・専門学校・養成所(看護師学校)に入学する必要があります。
これは文部科学大臣指定の大学・短期大学・専門学校へ、厚生労働大臣指定の養成所でなければなりません。
そこで必ず学ばなければならない内容を学び、必要単位数を取得し卒業ができれば、国家資格の受験資格を得ることになります。
受験資格を取得後、1年に1度行われる国家試験に合格すれば看護師として就職することが可能です!
続いて准看護師の資格取得までの流れについて解説していきます。
准看護師の資格取得までの流れ
准看護師は正看護師とは異なり、准看護師学校養成所に入学する必要があります。
准看護師学校養成所に入学後、2年間で准看護師の資格を取得するため必ず学ばなければならないことを学びます。
正看護師と違い、必要単位数が異なり、実際には必要科目を何時間以上受講したというものが必要です。
また、夜間などに授業を行っている養成所もあるため、働きながら通うことが可能となっています。受験資格を取得後「都道府県知事の免許」取得が必要となりますので、都道府県ごとに受験日が異なり、皆さんがお住いの地域にて受験日や会場を確認する必要があります!
そして受験に合格したのちに准看護師として働くことが可能となります。
看護師として求められる人物像
看護師の資格を取得したいと考えている方の中で、こんな悩みはありませんか?
「私ってそもそも看護師に向いているのかな。」
「看護師ってどういう人が向いているのだろう。」
看護師はさまざまな病気や怪我から患者さんをケアし、心身の健康を守ることが仕事となります。
今回は看護師に求められる人物像を3選紹介していきます!
①体力に自信がある人
そんな看護師に向いている人材・求められる人物像としては、まず体力に自信のある事が重要です!
なぜなら、看護師の仕事は夜勤が発生する可能性があります。
患者さんの容態急変など緊急事態が発生すると、どうしても看護師が必要です。そのために、患者さんに何が起こっても対応できるように夜勤務があります。
②共感する力が高い人
そしてもう1つは他人に共感する力が高いことです。
これは、病気や怪我で身体だけでなく、心まで苦しんでしまう方が多くなります。そういった心のケアをするためには「寄り添うこと」が大切です!
患者さんに寄り添い、会話をすることで新たな困りごとや、不調に気付くことができるでしょう。
そのためにも、他人への共感力が高いことが必要です。
③協調性とコミュニケーション能力がある人
そして最後は協調性とコミュニケーション能力があることになります。
1人ですべてを行うことはできません。看護師としてほかの看護師や医師と一緒に患者さんを治療していきます。
なので、協調性がなければ、適切な治療をすることができないので、必要となります。
そしてコミュニケーション能力については、共感性に近いことですが、患者さんからの困りごとや悩みごとを聞き出したり、不安な気持ちを和ませたりすることができます。
また他人とのコミュニケーションは、患者さんはもちろん、医師や同僚との良い信頼関係を築くことができます。
もちろん職場でなければ身につかないスキルもありますので、興味のある方はぜひ看護師への道に進んでみてはいかがでしょうか!
看護師としてのやりがい
ただ実際に看護師として働きたいと思っても、やりがいがないと看護師として頑張ることはできませんよね。
看護師としてのやりがいを2選紹介したいと思います!
①喜びを分かち合える
まず1つ目は、患者さんのできることが増えていく喜びを分かち合うことができます。
患者さんのできることが増えるということは、足を骨折した患者さんが日々のリハビリで徐々に歩くことができるようになることを言います。
そういったできることが増えていくのを、患者さんと一緒に喜びを分かち合うことで、「治療や療養上の世話を親身に行ってきてよかった」と思えます。
②感謝の言葉をもらえたとき
これに加えて、患者さんから感謝の言葉をいただける時も、やりがいを感じる場面となります。
完治して元の生活に戻れたこと、辛いときや悩みごとがあったときには寄り添って対応してくれたこと。
そういったことに感謝の言葉をいただけるのは、命と隣り合わせにいる医療現場だからこそのやりがいとなります。
前述で挙げたやりがいは例えとなりますが、「これがやりがいだ!」と感じるのは人それぞれとなります。自分なりのやりがいを見つけて人ためになる看護師を選んでみてはいかがでしょうか。
正看護師資格取得要件と流れ・取得費用
さて、いろいろと看護師について解説しましたが、後述では正看護師と准看護師の資格取得要件と教育機関ごとの流れ、取得費用について解説します。
前述でも挙げた通り、正看護師になるには文部科学大臣指定の大学・短期大学・専門学校・養成所に入学しなければ、国家資格に挑むことができません。
正看護師の資格取得要件としては、総単位数97単位を取得、3年制の場合は総単位数102単位を取得し国家試験を受験するための資格をとれます。受験に合格すれば看護師になることができます。
准看護師は正看護師と違い、総単位数ではなく、総時間数となります。
合計が1890時間となれば、都道府県知事の免許試験に受験する資格を得ることができ見事合格すれば、准看護師となれます!
では各教育機関の流れと取得費用について解説します。
➀大学の場合
大学は4年制となりますので、看護師になるための授業だけでなく、一般教養科目も充実しているため、幅広い教養を身につけることができます。
またキャリアアップにつながる、「助産師」と「保健師」の国家試験受験資格も得ることができるのもメリットでしょう。
ですので、他の教育機関と違い、キャリアアップを視野に入れながら、じっくりと看護について学ぶことができるのが特徴です。
取得要件の単位を取得後、国家試験を受験し、合格というのが流れとなります。
費用については、大学によって異なりますが、平均として約700~800万円となっており他の教育機関と比べて、一般教養科目も学べることから若干高い費用となっています。
➁短期大学の場合
短期大学については3年制となります。
大学と同じように一般教養科目も学ぶことができ、大学より1年早く卒業できるため、看護師として早期に活躍することができます。
3年制の単位数を取得後、国家試験に受験→合格後に看護師という流れとなっていきます。取得費用については公立約250万円、私立では約400万円になります。
➂専門学校の場合
3年制は実技や実習がメインとなるため、体感的に学ぶことができます。
短期大学と同様3年制の単位数を取得後、国家試験に受験し合格後、看護師採用という流れです。
取得費用については、平均で約110万円なります。
➃養成所の場合
養成所は3年以上の業務経験がある方が入学することができます。
取得に関する要件を得たら、国家試験に受験→合格後に看護師という流れになります!
取得費用については、平均で約38~40万円前後です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
看護師になるには、看護師国家試験の合格が最低条件必要となります!
なりたいだけでなれる仕事ではないですが、看護師とはどういった職種でどうやったらなれるのかを感じることができたのではないでしょうか。
この記事を読んでいる皆さんが看護師になって、活躍することを願っています!